5年後、10年後も、今の生活をできるだけ長く続けたいと思いませんか?
日々アクティブな生活を続けたい。
多くの方が願うのは
豊かなシニアライフかと思います。
介護福祉士でありフィットネストレーナーとして介護の現場で長年働いてきた私が実感しているのは、「歩くこと」も大切ですが、それ以上に日常生活の動作が、健康な生活を送る上でとても大切だということです。
例えば、足の爪を切る、靴下を履く、浴槽のまたぎ、などの私たちが毎日何気なく行っている動作です。
これらの動作がスムーズにできなくなると、転倒のリスクが高まったり、自宅での生活に支障が出てきたりすることがあります。
「まだ大丈夫」と思っていませんか?
足の爪切り、 靴下を履く、パンツを履くといった動作が以前より少し大変な時があるといった変化を感じたら、それは将来、介護が必要になる可能性を示しているかもしれません。
大切なのは、早くに少しの変化に気がつき対策することです。
一般的にはラジオ体操や散歩が足腰を鍛える運動として効果的とお考えの方が多いようですが、私が様々な運動の中から、特にオススメしたいのが椅子四股です。
椅子四股は、特別な道具も場所も必要なく、ご自宅で簡単にできる運動です。
この運動は、股関節まわりの筋力と体幹も鍛えることができ、バランス感覚の向上にも繋がります。
結果として、 足の爪を切る、靴下を履く、浴槽のまたぎ動作や体を支える力が強くなり、日常生活動作が楽になるのです。
椅子に座り四股のメリットはそれだけではありません。
* 骨盤底筋の強化: 尿もれ予防に効果が期待できます。
* 血行促進: 冷え性改善や、代謝アップに繋がります。
* ストレス解消: 集中力を高め、リラックス効果も期待できます。
具体的なやり方
①椅子に浅く腰掛け、背もたれに寄りかからない。
②足を肩幅に開いて、膝を90度に曲げて片足をあげて8秒間キープ。
③つま先→踵(かかと)の順番で床におろす。
この動作を左右8回を1セット、3セット繰り返す。
注意したいこと
足を床に下ろす時はストンとおろして適度な振動を加えると骨の強化につながりますがアパートやマンションなどで騒音が心配される場合は、ゆっくりおろして下さい。
ポイント
•お腹の筋肉を意識。
•自然な呼吸。
•毎日続ける。
まとめ
「椅子四股」は、手軽に始められる 効果的な運動です。
ご自身のペースで、無理なく続けることで、より健康な生活を送ることができるでしょう。
ぜひ、今日から始めてみませんか?