日本の伝統作法「正座」
子供のころの習い事で習字やそろばんの教室などでは
よく正座をしたものです。
足のしびれで動けなくなる苦い経験をしたことが、、、という方
も多いのではないでしょうか?
現在では様式生活が浸透して日常生活において正座をすることなど皆無に等しい状態です。
正座をすると骨盤がまっすぐ起きて背筋もまっすぐになると同時に
足首のストレッチにもなり足腰の柔軟性を高めるためにも有効な動きであり元気なカラダ作りに重要な動作となります。
正座が出来ない高齢者
高齢者になると「正座ができない」という方が多いような印象を受けます。
主な理由としては膝関節に障害があり膝を曲げると痛いということがあげられますが、正座は膝に悪いわけではなく普段から膝を最大限に曲げ伸ばしをする習慣がなくなってきていることが痛みの原因としてあげられます。
椅子に座っているときの膝は中途半端に曲がった状態です。
トイレも和式トイレでじゃがみこむといった場面はなくなってきました。
正座ストレッチをしましょう!
「正座ができない」「しゃがめない」は老化の黄色信号です。
日常生活動作で正座ストレッチを取り入れてみてはいかがでしょうか。
痛みがあって正座が出来ない方は無理して行う必要はありませんが出来る方は、できるうちに行いましょう。
(正座が出来ない方は 椅子に座った状態で姿勢を正して膝を伸ばして10秒、膝を両手で抱えて曲げて10秒からはじめましょう。)
正座ストレッチで意識することは骨盤を起こして頭の位置を高くすることです。
また、あぐらの姿勢も最近しなくなしましたがこの姿勢も骨盤を意識して行うことにより股関節のストレッチになります。
①正座30秒
②あぐら30秒
日常生活で取り組んでみてはいかがでしょうか。
(痛みがでる場合は無理に行わないように。)
パーソナルトレーナー
吉村太朗