東京も「こぶし」の花がちらほら咲き
春のおとずれを感じる時期になってまいりました。
今日は、高齢者の転倒予防について書きます。
高齢者は一度転倒すると恐怖心から外出を控えるようになり、活動量が極端に少なくなるのと外部の刺激が減ることにより寝たきりと認知症のリスクを大きく高める原因となります。
高齢者の転倒を予防するためには筋力やバランス能力の低下を防ぐことも大事ですが
最も重要なのは注意力の意識強化が必要となります。
高齢者の方々に
「転倒しないためには?」とクイズをだしてみました。
皆さん「筋力をつける」「運動する」といった前向きな答えがある中で
「歩かないこと!」と自信満々で答えた方がおり
その場は笑いになりましたが(#^^#)
実はこのような考えで歩くことを控えるようになり寝たきりになってしまう方が実際にいらっしゃいますので注意が必要です。
転倒して骨折する人は
いつ、どこで、どのようなシチュエーションで転倒することが多いのかを知っているか知らないかでは注意するポイントも変わってきます。
ちなみに私がここ最近で高齢者の転倒要因で一番多いパターンは
椅子に座りそこねて、そのまま床に尻もちをついてしまうパターンです。
どうでしょうか?
ちょっとは気をつけなきゃといった気持ちになるかと思います。
ある程度パターンを予測することにより「気をつける」意識を
強化することが出来るようになります。
何歳になっても住み慣れた家で
ココロもカラダも元気で過ごしましょう!
歩き出す前には「よし!」と声を出して気合をいれ
「脳に気をつけてね」と指令を送ってから歩き出すのも良いでしょう。
注意力がグーーーンっとアップしますよ。
また、お友達や家族で転倒に気を付けなくてはならない人への
声かけでは
「転ばないようにね」と声かけするよりも
「気をつけてね」と声かけしたほうが
転倒しないといったデータもあります。
脳科学的に「転」というワードが頭の中に残ってしまうことが
要因のようです。
ちなみに私の好きな言葉で
「元気は気から」という言葉がありますが、これも「病は気から」と
言ってしまうと「病」という言葉が頭に残らないように
意識して「元気は気から」と声かけするようにしています。
パーソナルトレーナー
吉村太朗